認定第6号

2026年10月 議決

令和7年度田川市病院事業会計決算

令和7年度の市立病院(病院事業会計)の決算。消費税込みの収益的収支は収入約62億2,985万円、支出約64億7,908万円。消費税抜きの損益は約2億7,651万円の純損失で、前年度より約3億3,172万円少ない。資本的収支は約2億9,941万円の不足となり、過年度分損益勘定留保資金などで補てんした。10月8日の本会議で、異議なく認定された。

決算

認定第6号 令和7年度田川市病院事業会計決算

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👉 審議のステータス

認定
議案 提出
委員会 審査
本会議 議決
認定

この議案の情報のもと

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出典の種類と読み方について

議員別の賛否

全会一致(全員賛成・賛否は分かれませんでした)

注記・出典を見る

※田川市議会は、賛否が分かれた議案のみ議員別の賛否を公表しています。この議案は賛否の公表対象になっておらず、全会一致で議決されています(欠席・退席した議員がいる場合があります)

出典: 田川市議会 議決結果ページ

解説

ひとことで言うと

田川市立病院の経営は、とは別の企業会計(病院事業会計)で管理されており、認定第6号はそのです(決算と「認定」のしくみは認定第1号の解説を参照)。病院の会計は、診療などの日々の収入と費用(収益的収支)と、設備投資や借入金の返済(資本的収支)に分けて整理します。令和7年度は入院患者が増えて収益が伸びた一方、給与費などの費用も増え、約2億7,651万円の純損失(赤字)になりました。

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決算の主な数字

収益的収支(決算報告書。消費税込み)

  • 収入(病院事業収益):約62億2,985万円
  • 支出(病院事業費用):約64億7,908万円

損益(損益計算書。消費税抜き)

  • 医業損失(診療などの本業の収益から費用を差し引いた額):約8億2,911万円
  • 経常損失(医業外の収益・費用を加えた額):約2億2,595万円
  • 当年度純損失:約2億7,651万円(前年度は約6億824万円の純損失で、前年度より約3億3,172万円少ない)
  • 当年度純損失が前年度から繰り越した利益剰余金(約1億7,687万円)を上回り、約9,964万円の未処理欠損金(これまでの損益の積み重ねがマイナスになった額)となった

資本的収支(決算報告書。消費税込み)

  • 収入:約8億4,687万円
  • 支出:約11億4,628万円
  • 不足額 約2億9,941万円は、過年度分損益勘定留保資金 約2億7,213万円と、消費税の資本的収支調整額 約2,728万円で補てんした

金額は決算書の数字を万円単位に四捨五入したもの(端数処理のため、差し引きが合わない場合がある)。

主な内容

患者数と収益

  • 延べ入院患者数は73,224人で、前年度より増えた。入院収益は約36億4,138万円で、前年度より約2億9,405万円(8.8%)増えた
  • 延べ外来患者数は110,039人で、前年度より708人減った。外来収益は約14億5,732万円で、前年度より約8,994万円(5.8%)減った
  • 病床利用率は64.09%で、前年度より7.94ポイント上がった。許可病床313床のうち45床は休床している
  • 一般会計からの・は計約11億6,742万円(一般会計の決算書では「病院企業会計補助金」)。医業外収益のうち、他会計補助金(約2億3,305万円)は前年度より約1億487万円、他会計負担金(約2億3,318万円)は約4,642万円、国県補助金(約1億2,542万円)は約8,081万円増えた

費用

  • 医業費用は約61億8,680万円。給与費 約35億4,038万円、経費 約12億8,098万円、材料費 約9億6,134万円、減価償却費 約3億6,565万円など
  • 事業報告書は、物価高騰による賃借料やの増加に加え、前年度に続く人事院勧告に伴う給与改定の影響が大きく、医業収支で大きな赤字になったとしている

設備投資と借入金

  • 資本的支出のうち、企業債(借入金)の返済が約8億4,619万円、建設改良費が約3億9万円。放射線画像情報システムの更新などの医療機器の購入や、エレベーター改修工事などを行った
  • 資本的収入は、一般会計からの負担金 約5億4,752万円、企業債の借入れ2億8,400万円、県補助金 約1,535万円
  • 企業債の残高は、前年度末の約31億9,248万円から年度末は約26億3,028万円になった
  • 病院の資金(現金・預金)は、年度初めの約9億8,271万円から年度末は約5億7,373万円になった

経営指標と今後(事業報告書より)

  • 経常収支比率(医業収益と医業外収益の合計を、医業費用と医業外費用の合計で割ったもの)は96.49%(前年度91.21%)
  • 医師は前年度末の41人から47人になった(その他の職員を含む)
  • 令和8年度は、第4期中期事業計画に基づいて収益の増加と費用の削減の対策に取り組むとしている

審議の経過

9月29日の本会議で、認定第1号から第6号までの決算6件が一括して議題となり、副市長が各会計の決算の概要を説明した。病院事業会計については、入院収益や一般会計からのなどが増えたことで前年度より収支が改善したものの、引き続き赤字決算になったと述べた。はなかった。

続いて監査委員が決算審査の結果を説明した。病院事業については、物価高騰や人件費の上昇などが赤字の大きな要因で、厳しい状況はさらに続くと見込まれるとする一方、新規の入院患者数・外来患者数は前年度に続いて増え、医師の安定的な確保もなされているとして、患者数の増加と経営改善に取り組むよう求めた。また、病院事業会計には資金不足が生じていないため、資金不足比率は算定されていないと述べた。これにも質疑はなく、所管のに付託された。

10月1日の厚生委員会で審査され、異議なく「認定すべきもの」と決定した。

10月8日の本会議では、厚生委員長が審査結果を報告した。委員長の報告によると、は、救急搬送患者の受入れ件数や医療機関からの紹介の増加、在院日数の適正化などによって入院患者数が増え、入院収益が大きく伸びて病床稼働率も改善したと説明した。一方で、物価高騰による材料費などの増加や給与改定による人件費の上昇で医業収支は前年度に続いて赤字になり、前年度より収支はやや改善したものの、費用の増加に診療報酬が見合っておらず厳しい状況が続いているとした。

委員会での主な質疑として、次の内容が報告された。

  • 医師の確保の方策と今後の見通しについて、執行部は、大学病院の医局への訪問や外部の業者への紹介の依頼などで確保に努めているが、主には大学病院の医局からの派遣によっていると答えた。そのうえで、新たに示された地域医療構想のガイドラインでは、大学病院の医師は地域の急性期の拠点病院に送る方向を主体とするとされており、市立病院は現状では急性期の拠点病院に当てはまらないため、安定的な医師の確保は今後さらに難しくなると予測されるとした
  • 新たな地域医療構想の概要について、執行部は、田川地域では引き続き急性期の病床数を減らして回復期の病床数を増やす方針が示されていること、2040年に向けた新たな地域医療構想では、医療人材の不足に対応しながら医療のレベルを保つため、医療機関の集約化が柱になっていることを説明した
  • 田川地域に複数ある公立病院を自治体を超えて集約していく方策はあるのかとの質問に、執行部は、全国には異なる自治体の病院を統合した例や、統合まではせずに地域医療連携推進法人という形で経営を共同化する仕組みもあると答えた。以前は将来に向けてグループ化も含めて考えようとしていた時期もあったが、周辺自治体の公立病院との話は進んでいないとした

委員長報告に対する質疑はなく、異議なく認定された。

議案情報

  • 議案番号: 認定第6号
  • 件名: 令和7年度田川市病院事業会計決算
  • 提出者: 市長提出
  • : 令和8年(第6回)9月定例会(2026-09-07〜2026-10-08)
  • 議決結果: 認定
  • 議決日: 2026-10-08

出典

※ 上記の解説は、田川市議会公式サイトが公開する議案説明資料等と、公式YouTubeチャンネルの本会議中継映像(自動字幕)をもとに作成しています。本会議録は本稿執筆時点(2026年9月)で田川市議会 会議録検索システムに未公開のため、発言の細部は中継映像でご確認ください。

この議案に出てくることば12語

一般会計

市の基本的な仕事(福祉・教育・道路・消防など)のお金をまとめて扱う、市の予算の中心となる会計です。

決算

1年間の収入と支出の実績をまとめたもの。年度が終わった後に確定し、議会が内容を審査して「認定」するかどうかを決めます。

繰入金

基金や別の会計からお金を移して、その会計の収入にすること。反対に、他の会計へお金を出すのが「繰出金」です。

負担金

複数の自治体で行う事業や、国・県の事業の費用のうち、市が分担して支払うお金です。

委託料

市の仕事を民間の会社や団体に頼んで行ってもらうときに支払うお金です。

補助金

決まった事業や活動を後押しするために、国・県・市が出すお金。市が団体や個人に出すものもあります。

提案理由説明

議案を出した側(市長など)が、なぜこの議案が必要かを本会議で説明すること。その後に議員が質疑をします。

質疑

議案の内容について議員が執行部(市の側)に質問し、答えを求めること。意見を述べる「討論」とは区別されます。

提出時の説明資料(PDF)

議会への提出時に配布された議案説明資料です。リンク先は田川市公式サイトに掲載されたPDFファイルです。

掲載コンテンツについて

掲載されている議案情報は、田川市議会に提出された議案・議決結果・本会議の会議録などの公開情報を基に、みらい議会@田川市の運営者がAIを活用しながら背景情報を整理したものです。会議録が公開される前の直近の会期は、公式YouTube中継の文字起こしを使っています。この議案が何をもとにしているかは、ページ上部の「この議案の情報のもと」と本文末尾の「出典」に示しています。

出典の種類と読み方について

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