条例

2026年9月 提出

田川市政治倫理条例検討特別委員会の設置について

政治倫理条例の見直しを議会全体で議論するため、全議員18人でつくる「田川市政治倫理条例検討特別委員会」を設置する議員提出議案。提案理由を説明した佐藤俊一議員は、約30年前に制定された現行条例が見直されないまま曖昧な規範が解釈の混乱を生んでいると指摘した。9月7日の本会議で質疑のあと、討論なく異議なしで原案可決された。

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議員提出議案第62号 田川市政治倫理条例検討特別委員会の設置について

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👉 審議のステータス

原案可決(本会議の中継映像より)
議案 提出
委員会 審査
本会議 議決
可決

解説

ポイント解説

  • 田川市政治倫理条例の見直しを議会全体で議論するための特別委員会を設置する、議員提出の議案
  • 委員会の名称は「田川市政治倫理条例検討特別委員会」、構成人員は18人(全議員)、付議案件は「田川市政治倫理条例の検討に関すること」
  • 活動期間は「本特別委員会は閉会中も審査を行い、案件終了まで継続する」
  • 提案理由の説明を行ったのは佐藤俊一議員。9月7日の本会議で質疑のあと、討論はなく、異議なしで原案どおり可決された
  • 可決後、委員会条例第8条第1項の規定により議長が18名の全議員を委員に指名し、異議なく選任。休憩中に開かれた特別委員会で正副委員長の互選が行われ、委員長に榊原大祐議員、副委員長に石松和幸議員が決まった

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なぜこの議案が出たのか

佐藤議員は提案理由の説明で、政治倫理とは個人の内面的な道徳心にとどまるものではなく、公職にある者がその職責に悖る行為をしないという主権者である市民との約束であり、権力を持つ者が自らを律するための法規以前の規範であると述べた。

そのうえで、本年6月定例会の最終日に「陸田孝則議員の公職選挙法及び田川市政治倫理条例違反疑惑に関する検証等特別委員会」の審査結果が全会一致で可決され一つの節目を迎えたこと、しかしその審査の過程で、現行の政治倫理条例が時代の要請に応えきれておらず、市民の疑問や不信感を拭い去るまでの機能を持っていないという現実を痛感したことを挙げた。また、政治倫理審査会の審査過程が非公開のままブラックボックス化している仕組みも市民の政治不信を加速させる要因になると指摘した。

さらに、議会の検証等特別委員会でも関係者の出席説明を求め有識者の知見も仰ぎつつ審査を尽くしたが実質的な調査は限界に達したとし、約30年前に制定された現行の政治倫理条例が時代の変化や社会通念に即した見直しをされないまま今日に至り、曖昧で抽象的な規範が解釈の混乱を生む要因になっていると述べた。

具体的な内容

設置される特別委員会の内容は次のとおり。

  • 名称:田川市政治倫理条例検討特別委員会
  • 構成人員:18人(全議員)
  • 付議案件:田川市政治倫理条例の検討に関すること
  • 活動期間:本特別委員会は閉会中も審査を行い、案件終了まで継続する

佐藤議員は、見直しの具体的な方向性として次のような点を挙げた。

  • 株式保有率や報酬額などに基づく実質的な経営関与の数値基準の導入
  • 請負制限の対象拡大
  • 政治倫理審査会の会議公開をはじめとする透明性の確保

これらにより、客観的かつ実効性のある条例へと見直す必要があるとしている。

議会での主な論点

今村寿人議員は、政治倫理条例を時代に即した形にしていくことには賛同するとしたうえで、2点をたずねた。1点目は、第三者機関である政治倫理審査会の結果に対して異議を唱えるような場面が繰り返されてきたが、第三者機関の審査結果を尊重する必要はあるはずで、そうした議論をする特別委員会を想定しているのか。2点目は、全国的に議員の成り手不足が問題になっているなかで、その点を加味した議論が進むのか、という点である。

佐藤議員は、検証等特別委員会の報告書でもこうした点に触れられており、条例をこのように変えたらよいのではないかという案も示されている、それを議会の中で議論していこうというものなので、今村議員が挙げたような論点も含めてこの検討特別委員会の中で議論してもらえればよいと答えた。

別の議員からは、前市長が起こした問題で全国に悪いイメージが広がる結果となったなか、新市長が誕生した今このテーマに着手するのは賛成だとしたうえで、政治倫理審査会が出した結論は真摯に受け止めるべきであり、田川市の政治倫理審査会と田川市議会の関係性についてもしっかり整理・議論してほしいという要望が述べられた。

この議案の今後

9月7日の本会議で可決され、同日中に全議員18名が委員に選任されて特別委員会が動き出した。活動期間は「閉会中も審査を行い、案件終了まで継続する」とされているため、9月定例会の会期(10月8日まで)を越えて審査が続く見込み。政治倫理条例そのものの改正案が議会に提出されるかどうかは、この特別委員会での議論次第となる。

議案情報

  • 議案番号: 議員提出議案第62号
  • 件名: 田川市政治倫理条例検討特別委員会の設置について
  • 提出者: 議員提出
  • 会期: 令和8年(第6回)9月定例会(2026-09-07〜2026-10-08)
  • 議決結果: 原案可決
  • 議決日: 2026-09-07

出典

※ 上記の解説は、田川市議会公式サイトが公開する議案説明資料等と、公式YouTubeチャンネルの本会議中継映像(自動字幕)をもとに作成しています。本会議録は本稿執筆時点(2026年9月)で田川市議会 会議録検索システムに未公開のため、発言の細部は中継映像でご確認ください。

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