解説
ポイント解説
- 国の令和7年度補正予算に伴う事業の追加と、決算見込みに基づく計数整理を柱とする令和7年度田川市一般会計補正予算
- 歳入歳出とも1億7,342万4,000円増額し、予算総額は376億9,208万9,000円に
- 増額項目の中で最大のものは、田川広域水道企業団への出資金(繰出金)1億2,753万5,000円増額で、国の補正予算に計上された補助金を活用し、令和8年度に予定していた広域化事業の一部を前倒しで実施するための対応
- ほかに大阪府在住者からの寄附金の一部(1,200万円)をふるさと人づくり基金に積み立て子どもの第三の居場所づくり事業に活用する費用、自治体情報システム標準化の延伸に伴う8,330万6,000円の減額、旧金川中学校土地建物売却収入(499万7,000円)の歳入計上などを計上
- 総務文教・厚生・建設経済の3常任委員会で審査され、本会議では質疑なく原案可決
なぜこの議案が出たのか
国の補正予算の成立を受け、活用可能な補助金がある事業を前倒しで実施するための増額と、令和7年度の決算見込みが固まったことに伴う計数整理をあわせて行う必要が生じたため、3月定例会に提出された。
具体的な内容
歳出の主な増減は次のとおり。
- 田川広域水道企業団繰出金:1億2,753万5,000円増額。水道企業団が実施する広域化事業等について、国の補正予算に計上された補助金を活用し、令和8年度に予定していた事業の一部を前倒しで実施することとなったため、本市からの出資金も増額が必要となったもの
- 国土調査事業費:2,603万5,000円増額。国の補正予算の補助金を活用し、令和8年度に予定していた伊田地区の地籍調査等を前倒しで実施するもの
- 農業用施設改修事業費:172万5,000円増額。国の補正予算の補助金を活用し、令和8年度に予定していた農業用ため池19箇所の劣化状況調査を前倒しで実施するもの
- 戸籍・住民基本台帳管理経費:203万円減額。住民基本台帳法施行令の改正に伴うシステム改修費(旧氏・旧氏の振り仮名の記載義務化対応)を計上する一方、その他の計数整理により全体では減額
- 病院企業会計補助金:1億6,741万9,000円増額。市立病院の収支悪化に伴い、救急医療や高度医療(がん診療等)における不採算経費が増加したための増額
このほか、大阪府在住者からの寄附金の一部(1,200万円)をふるさと人づくり基金に積み立て子どもの第三の居場所づくり事業に活用する費用、自治体情報システム標準化の延伸に伴う8,330万6,000円の減額、旧金川中学校土地建物売却収入(499万7,000円)の歳入計上なども盛り込まれている。財源不足額は既決予算の15億3,703万7,000円から、この補正により4億3,156万9,000円まで縮小した。あわせて債務負担行為として「スクールバス運行委託料」を追加する一方、令和7年度に事業開始を予定していた「移動スーパー参入促進補助金」は業者選定に時間を要したため今回廃止し、令和8年度当初予算で改めて計上している。
この議案が可決されたことの意味
総務文教・厚生・建設経済の3常任委員会での審査を経て、本会議では質疑なく委員長報告どおり原案可決され、令和7年度の予算は上記の増額分を反映して確定した。
議案情報
- 議案番号: 議案第2号
- 件名: 令和7年度田川市一般会計補正予算
- 提出者: 市長提出
- 会期: 令和8年(第2回)3月定例会(2026-02-19〜2026-03-18)
- 議決結果: 原案可決
- 議決日: 2026-03-04
出典
※ 上記の解説は、田川市議会 会議録検索システムで公開されている本会議録(提案理由説明・委員会審査結果報告・質疑・討論の内容)をもとに作成しています。