この会議で何があったか
令和3年1月21日の総務文教委員会では、新中学校再編推進室から、田川市立田川東中学校及び田川西中学校の校舎等新築工事に係る入札方法について事務報告が行われました。今回の工事は従来の指名競争入札ではなく条件付き一般競争入札で実施され、東中学校の体育館(屋内運動場)のみ市内建築業者に発注されます。委員からは、福智町や香春町の学校建設の例を挙げて市内業者の活用と地元企業育成を求める意見や、選定業者を公表しない方針への疑問、コロナ禍を踏まえた入札方法の見直しを求める意見が相次ぎました。委員長は入札を所管する財政課への確認を2月2日の閉会中委員会で行う考えを示し、閉会しました。
詳しい内容
- 1新中学校再編推進室が田川東中学校・田川西中学校校舎等新築工事の入札方法を事務報告
- 2今回の工事は従来の指名競争入札ではなく条件付き一般競争入札で実施される
- 3東中学校は校舎と体育館が別構造のため、体育館(屋内運動場)のみ市内建築業者に発注
- 4西中学校は体育館一体型の構造で分離発注ができず、校舎等は市外業者への発注となった
- 5梶原委員は福智町・香春町の学校建設を例に、市内業者の活用と地元企業育成を強く要望
- 6柿田委員の質問に対し室長は、条件付き一般競争入札は今回の3件の工事に限った判断と説明
- 7原田委員は部室棟の地元業者への発注と、コロナ禍を踏まえた入札方法(県方式)の検討を要望
- 8選定業者を公平性の担保を理由に公表しない方針に対し、原田委員・梶原委員が公表を要望
- 9委員長は2月2日の閉会中委員会に財政課の出席を求めて確認する考えを示した
この日の議題
- 新中学校再編推進室 事務報告:田川市立田川東中学校及び田川西中学校校舎等新築工事に係る入札方法について
出席した議員
村上卓哉佐々木博北山隆之柿田孝子原田誠梶原みつ子梅林史
このページに出てくる議会のことば
- 指名競争入札
- 市があらかじめ選んだ複数の業者だけで価格を競わせる入札方式。誰でも参加できる一般競争入札と違い、業者の選び方が公正かどうかが問題になりやすい方式です。
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== 210121委員会議題.pdf ==
総務文教委員会議題
日時:令和3年1月21日 午前11時30分
場所:第1委員会室
1 新中学校再編推進室
⑴ 事務報告
① 田川市立田川東中学校及び田川西中学校校舎等新築工事に係る入札方法について
== 210121会議録①.pdf ==
令和 年 月 日
係 主任 係長 局長補佐 局長 議長
田川市議会議長 北山隆之 殿
総務文教委員長 村上卓哉
田川市議会総務文教委員会会議録
1 令和3年1月21日田川市議会同上会を田川市役所内第1委員会室に招集した。
開会 11:45 閉会 12:16(0:31)
2 出席した委員は次のとおり
委員長 村上卓哉
副委員長 佐々木博
委員 北山隆之
委員 柿田孝子
委員 原田誠
委員 梶原みつ子
委員 梅林史
3 欠席した委員は次のとおり
4 出席した事務局職員は次のとおり
事務局長 野島豊治
主任 坂本卓也
5 審査事件は別紙添付の議題のとおり
6 審査事件説明のため出席を求めた者は次のとおり
教育長 吉栁啓二 教育部長 戝津嘉久
新中学校再編推進室長 坂井順一 新中学校再編推進室係長 野見山繁基
〃 主任 長川良宣 〃 主任 八城裕治
学校教育課長 岡本浩幸
== 210121会議録②.pdf ==
総務文教委員会議題
日時:令和3年1月21日 午前10時~
場所:第1委員会室
1 新中学校再編推進室
⑴ 事務報告
① 田川市立田川東中学校及び田川西中学校校舎等新築工事に係る入札方法について
〔室長が資料に基づき説明〕
≪委員意見等≫
(梶原委員)
今回の入札の件ですが、安価でできるからということで、それはとても大事ですけど、これだけ経済状況が疲弊しているときに、例えば福智町や香春町では学校建設を地元企業でやっていますよね、それでも立派なものができました、工事内容の分散などはできなかったのか。期間が足りないとか、費用が高くなるからということよりも、30年、50年もつような学校を造るということを前提に、市内業者を使うことによって、市内業者は体力もつくし、技術力の向上にもつながる。今回は、東中学校の一部分だけ市内業者も参加できるようですが、2校建設の全体に、このやり方を適用する考え方はなかったのでしょうか。
やはり、地元の企業を育成する、そして愛着を持たせるといった考えを入札に加味することによって、田川市の業者が力をつけていき、今度は他県にわたり、その技術力によって他の工事にトライできるようになる、そういった考えはなかったのでしょうか。
(室長)
梶原議員の御指摘の点について、田川市建設業者等選定委員会においても、当然議論がございました。
先ほど説明したとおり、今回の東中学校の体育館部分、屋内運動場につきましては、市内建築業者さんにお願いすることに決まりましたが、そこでも今後市外においても同様に学校の新設等がありますので、その際には田川市で実績を積んでいるため、そういった工事にも対応できるのではなかろうかということで、決まったものです。
また、市内業者さんのうち、建設業者以外の業者さんにつきましても、今回の入札には入っておりませんが、設計図書の中で、下請けで使っていただけるように関連の業者一覧等を添付し、お願いすることで、議員が御心配された田川市の経済にとってもいいものになるようにといったところで、選定委員会で結論を出したところです。
(梶原委員)
ということは、その建設業者がゼネコンかJVかわかりませんけれど、その中に地元企業も入っていくということですね。その確約は取れているのですか。
(室長)
確約はなかなか難しいと思いますが、あくまでも施主であるこちら側としては、お願いという形になりますけれど、間接的にでも市内の業者さんに仕事が回るようにやっていきたいと考えております。
(梶原委員)
将来的には、小学校においても同様の手法となることが考えられるので、その際には、JVやゼネコンを使うことも大事かもしれないけれど、やはり地元の共同企業体で実績を積み上げていくということも、「田川はひとつ」という意味で、大事なことと思いますので、十分に考慮したうえで今後やっていただきたい。
田川市内にも、体力、技術力をもつ業者はたくさんありますので、こういった大規模事業において活用していくべきだと思います。
(柿田委員)
東中学校校舎及び西中学校が市外業者で、東中学校の体育館だけが市内業者となっていますが、設計上、西中学校は市内業者にはできないということでしょうか。なぜ市内業者にできなかったのかお尋ねしたい。
(室長)
東中学校については、校舎と体育館が構造上別途の建物です。西中学校はそこが分かれておらず、体育館も含めて一つの建物なので、分離することができない構造です。
今回、市外の建築業者にお願いすることになったのは、長期にわたって使用する建物であり、今般のコロナウイルス感染症等もあるため、これ以上工事が遅れて開校が遅れないようにするためにも、ここは市外の業者に頼んだほうが良いのではなかろうかということで結論に達したところです。ただし、東中学校体育館については、校舎棟に比べて地場の建築業者さんでも対応できると判断し、市内業者さんにお願いしようという結論に達しました。
(柿田委員)
梶原議員の方からも出ましたが、市内業者を優先的に使っていくべきではなかったかなと思います。選定委員会でも再度検討していただきたいと思います。
もう一点。これまで本市では指名競争入札という方式でやっていましたが、今回は条件付き一般競争入札を実施しています。この方式に変わった経緯を教えてください。
(室長)
今回の工事は、近年にない大規模で難易度の高い発注であるため、選定委員会において、一定の条件を満たした市外・市内の、かつ参加意思のある業者さんに、より多く手を挙げていただいて、競争入札を行う必要があるということから、この発注方式になったということです。
(柿田委員)
やり方が大きく変わったなと思いまして。12月28日に更新された市のホームページを見た際に、ずいぶん変わったなと思ったので、そのあたりを今日は説明してもらえると思っていましたが、変更の経緯について、明確なことは聞けませんでした。
しかし、明確な理由などがあるのではないかと思います。例えば、指名についてはこういう理由があったのでこうしましたとか、いろんな意見や要望が出たのでこうしましたとか、そういったことを具体的に、どうなんでしょうか。
(室長)
今回の工事については、選定委員会において条件を付けた上で一般競争入札にするのが望ましい、ということになりました。理由についても先ほど述べたとおり、長期間使用するものであり、しかも工事期間が限られておりますので、市外でも市内でも、ある一定条件を満たした業者さんにできるだけ多く参加していただいて、より良いものをより安く造るために考えた結果、条件付き一般競争入札に決まったと理解しております。
(柿田委員)
今までの総括をしてこの入札方法になったのかと思ったのですが、それでは選定委員会において、どのような議論がなされてきたのかわかれば教えていただきたい。
(室長)
今後のすべての工事について条件付き一般競争入札になる、ということではありません。今回のこれらの3件の工事については、どのような区分けにしたほうがいいのか、どのような発注方式にしたらいいのかを一つずつ検討していただいた中で、選定委員会においてこのように決まったものであり、今後ほかの入札についても同様に実施していくという議論はなされておりません。
(柿田委員)
今回の工事のみ、条件付き一般競争入札になったということですね。
(原田委員)
部室棟がありますよね、西も東も。この仕事もゼネコンがするのですか。
(室長)
部室棟は、今回の工事には含まれておりません。次年度以降になると思いますが、発注方式については検討する必要があると思います。
(原田委員)
部室棟は、校舎棟と比べて規模が小さいので、梶原議員からもありましたが、ぜひ地元業者で実施できるよう要望します。
それと、入札形式は、どのようなものですか。
(室長)
今回の入札方法について担当課に確認したところ、応募されて条件を満たしていることを確認できた業者さんに入札会場に集まっていただいて、入札を行っていただくというものです。
(原田委員)
入札となったら、くじを引くと思うのですが、この手法はもうはやってないですよね。コロナ禍の中、集まって入札をするのはどうかと思う。県方式で行えば、各会社から入札できるんですよね。そういったことも考えてもらわないと、この先「密」になるということもありますので、選定委員会、副市長とも相談しながら、田川市も考えていかないといけないと私は思います。
(室長)
教育委員会、教育部としてはお答えしにくいところがありますが、おっしゃるような御意見があったということは、担当課の方にお伝えしたいと思います。
(梶原委員)
再度すみません。JVやゼネコンなどの語句が出ていますが、香春町においては、地元企業によって立派な小中一貫校ができています。基本設計がしっかりしていて、構造がしっかりしていて、肉付けがしっかりしていれば、本来はJVやゼネコンでなくても市内業者によって短期間で施工が可能です。それをどうして、今回のような発注になったのか。私は、今回の工事が一般競争入札になったと聞いたとき、よかった、すばらしいと思いながら、本日の委員会に臨みました。実際には、今回の説明のとおりだったわけで、落胆しました。ですから、もう少し市内業者に対して質を高めさせたいと思うし、向上しないといけないと思うし、業者さんもそう思っているんです。そういったことを考慮して今回のような工事に取り組まないといけないのです。香春町にできて、福智町にできて、なぜ田川市にできないのか。今回の件は、皆さんよく考えて、田川市の業者によって実施するように検討してほしいと思います。要望です。
(原田委員)
今後、業者が選定委員会で決まりますよね、これを公表するのですか。
(室長)
担当課に確認したところ、公表は行わないということです。理由としまして、入札に当たり、公平性を担保するために行わないとのことです。
(原田委員)
公平にするのであれば、全部打ち出したほうがいいですよ。県は全部していますよ。隠すほうがおかしいのではないですか、私はそう思いますけどね。
(委員長)
これは、新中学校再編推進室では答弁できない内容ではないかと思います。
(梶原委員)
いま原田議員がおっしゃったように、公表することによって、公正であることが担保されると思います。公表すべきと思います。要望します。
(委員長)
今の原田議員と梶原議員の質疑、要望については、推進室には対応できないと思います。私が思ったのは、そういったことは、2月2日の閉会中委員会において執行部から聞けるのではないかと。その時点で、入札はまだ行われていませんので。
(柿田委員)
1月22日に選定委員会があります。当委員会における意見だけでも、執行部に聞いてもらうことが必要ではないかと思います。
(委員長)
財政課に入ってもらうことは可能でしょうか。
(事務局長)
委員長が要請するのであれば。
(委員長)
では、質疑が出た後に確認したいと思います。
ほかに質疑がなければ、これで総務文教委員会を閉会します。
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